風早一茶の道コース(1)

風早の「一茶の道」

 昭和39年、小林一茶来遊170周年を記念して真蹟による一茶の句碑3基が建立された。風早の「一茶の道」は、一茶と同じ道を歩いて足跡を訪ねる、句碑巡りの散策道として整備されたものである。
 寛政7年(一七九五)、一茶は栗田樗堂(「松山ゆかりの人びと」参照。)を訪ね、また十六日桜を見るため初めて伊予路を歩いた。旧暦の1月13日に風早難波村の西明寺(現在の最明寺)を訪ね高橋五井邸に泊まり、その翌日は正岡村八反地の門田兎文邸に泊まっている。なお、1月15日に松山に向かい、樗堂のいる二畳庵に到着している。
 風早の「一茶の道」は、13・14日の2日間に歩んだ風早の地を紹介するもので、峠である「鴻ノ坂」を起点に、芭蕉塚のある「鎌大師堂」、また句碑が整備された「最明寺」、「高橋五井邸跡」、「門田兎文邸跡」まで約4.5㌔㍍の道程で、案内看板等が整備されており、自然と文学を楽しめる適度な散策コースとなっている。
 なお、鎌大師堂の横の小道の傍には案内碑が建立されている

所在:松山市下難波(鎌大師堂前)

風早一茶の道コース(1)番